免疫力を強くする
宮坂昌之 著
かぜ症候群を起こす主なウイルスは、ライノウイルス(全体の30-40%)、コロナウイルス
(10-15%)、インフルエンザウイルス(5-15%)、RSウイルス(-5%)です(かぜ症候群
のうちのインフルエンザの割合は多くて15%ぐらいであることに注目してください)。こ
うしたウイルスには、細菌を標的とする抗菌薬はまったく効き目がありません。P23
一時期、欧米で問題になったのが、チメロサールです。体内で分解されると有機水銀であ
るエチル水銀が生じることから、人体への影響が心配されたのです。しかしこれまでの調
査では、チメロサールは、ワクチンで使用されている濃度では害は認められず、ワクチン
の副反応の原因ではないと判断されています。P64
(捏造された論文でMMRワクチン接種が)自閉症の発症が増えるという誤った理解が世
界に広がり、多くの人たちが信じるようになってしまったのです。そして、困ったこと
に、現在でも一部の「嫌ワクチン論」を唱える人たちの間では「ワクチン=自閉症の原因」
説が信じられています。しかし、その後の多くの研究からこのような可能性は既に否定
されています。P83
ワクチン接種が広く勧められる理由は、個人が免疫を獲得して特定の感染症になりにく
くなるということだけでなく、ワクチンを接種する人が増えると、コミュニティの中で
感染しない人の数が増えるために、その感染症に対する接触の機会が減り、結局、その
コミュニティにいる人たち全体がその感染症にかかりにくくなるからです。
すなわち、ワクチン接種により、「個人」が守られるだけでなく、「集団(社会)」も
守られるようになるのです。この現象のことを「集団(社会)免疫」といいます。P90
HPVワクチン接種は行うべきか
私は積極的に行うことが望ましいと考えます。というのは、子宮頸がんの7割近くがHPV
の特定の型によるものであることが明らかであり、日本では年間約1万人が子宮頸がんに
かかり、約3000名もの人が命を落としているからです。そして、海外では一時、副反応
問題で接種率が下がった国があったものの、ほとんどの国では積極的にHPV接種が再開
され、オーストラリアでは女児のみならず男児に対しても接種が行われています。P159
現在、日本では、日本の菌(Tokyo 172 strain)由来のBCGワクチンが使われていて、重
篤な肺結核や全身性の結核を防ぐのに効果があることが確認され、さらにその効果は10
-15年持続されるとされています。P194
テレビや新聞では、免疫力を高める食品やサプリメントなどの広告をよく見ますが、最初
にこれに対す答えを言ってしまうと、学問的なレベルでわれわれの免疫の力を上げること
が確実に確認されているものは皆無といっていいでしょう。P248
免疫学者である私がもっとも自信を持っていえる科学的な免疫力増強法は、本書で繰り返
し取り上げた「ワクチン接種」です。現在、存在する医薬品の中では、もっとも確実に
免疫力を上げる方法です。P264
まとめると、ストレスのかからないような、スローライフ・スタイルで、ゆったりと息を
吐いたり吸ったりしながら、持続してゆっくりと筋肉運動をする、あるいはゆっくりと体
温を上げる、ということが、免疫系の機能を向上させ、からだに良い、ということになり
ます。P268
今回この本を手に取ったのは、新型コロナウイルスに対するものではなく、「ワクチン
接種」に興味を持ったからでした。子供が生まれると毎月のように予防接種を打ちます。
新型コロナウイルスにも有用であると言われるBCG接種をはじめ、麻しん(ましん→
はしか)、風しんなど。そして、その予防接種に対して「嫌ワクチン派」が身内にいま
した。ワクチン接種の害を誇張する”専門家”がいて、それを信じているようです。
最も知られているのが、子宮頸がん予防に対して行うHPVワクチン接種です。副反応問
題が数度報道され、接種率は低迷しています。本著では、打つリスクと打たないリスク
についても述べられています。
10万回に1回のワクチン接種リスクは許容できませんが、飛行機には乗れます。
新型コロナウイルスは異常に恐れますが、車の運転は毎日します。
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【代表的な病原体である、細菌・真菌・ウイルスの比較 P27】
世界保健機関とアメリカ疾病対策センターが共著で発表した報告書で、新型コロナウイ
ルスの影響ではしかの予防接種計画が中断されているために世界的に感染者が増加。
死亡者が増えていることが指摘されました。
最近またマスコミが、どこぞの県が感染者何人、クラスターが発生などという馬鹿げた
ニュース?に熱を入れています。コロナはずっと人間や動物とともに生き抜いているも
のです。これからもずっといて、ゼロになどできません。共生共存。風邪をひいたら、
暖かくして消化のいいものを食べよく寝ることです。悪化したら病院へ。風邪に特効薬
はありません。
コロナが直接の死因の人が何人だったかを発表したら、驚くことになるでしょう。
アメリカでは大統領選挙の負の余韻が残っています。勝負は決したのでしょうが、選挙
の不正は否定できません。トランプ支持者によるワシントンで行われたデモ行進では、
「STOP THE STEAL」「THE SILENT MAJORITY IS NOW SPEAKING」のスローガン
が掲げられています。サイレントマジョリティーは既存メディアの論調を否定してネッ
トで真実を探します。ただしアメリカでは、ツイッター社やフェイスブック社に対して
も信頼が薄れ、不満が募っています。
本日は第三日曜日の定休日でしたが、節季も近づいたためお店を開けました。明日は、
代休でお休みします。よろしくお願い致します。
2020.11.15(日) 貴金属買取相場
18金・K18 5,110円/1g
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