産経新聞 2023.3.25
1日に8人も命を落とす子宮頸がん ワクチン「9年の空白」が招いた重い代償
国内で毎年3千人もの女性が命を落とす子宮頸(けい)がんの予防啓発を、大阪市が急
ピッチで進めている。主な原因となるウイルスの感染は10代のうちにワクチンを接種
することで予防が期待できるが、国は副反応を懸念する声を受け積極的勧奨を中断。
疫学調査を経て令和4年度から再開したものの、接種率が大幅に落ち込んだ世代が無防
備なまま、20歳前後に差し掛かっている。
・
患者の大半から見つかるヒトパピローマウイルス(HPV)が、がん発生の主な原因。
感染経路の性交渉を経験する前にワクチンを接種すれば予防でき、政府や自治体は若年
層への接種を推進している。
・
世界保健機関(WHO)は同年、日本を名指し「薄弱な根拠で有益なワクチンを使わ
ないことは損害につながる」と指弾。国は全国的な疫学調査でワクチン接種の有無に
かかわらず、一定の割合で症状を訴える人がいたため「因果関係が証明されていない」
とし、今年度から積極的勧奨を再開した。だが、9年間の空白がもたらした影響は大
きい。
【免疫力を強くする 宮坂昌之 著】
HPVワクチン接種は行うべきか
私は積極的に行うことが望ましいと考えます。というのは、子宮頸がんの7割近くがHPV
の特定の型によるものであることが明らかであり、日本では年間約1万人が子宮頸がんに
かかり、約3000名もの人が命を落としているからです。そして、海外では一時、副反応
問題で接種率が下がった国があったものの、ほとんどの国では積極的にHPV接種が再開
され、オーストラリアでは女児のみならず男児に対しても接種が行われています。P159
スウェーデンの研究グループが子宮頸がんワクチンについて行った調査結果
アメリカの医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」
・10歳から30歳の女性167万人
結果は、ワクチンを接種しなかった女性では10万人当たり94人に対し、接種した女性で
は10万人当たり47人と子宮頸がんは半減していました。年齢などを調整したうえで分析
したところ、17歳未満ではリスクが88%減り、17歳から30歳までに接種した場合でも
リスクは53%減っていたということです。このHPVワクチンは、性交経験の前に接種す
ることが有効であるとされています。
一部で起こった副反応をテレビが繰り返し報じたことで、子宮頸がんに対するHPVワ
クチン接種の積極的勧奨を国は中断しています。ワクチン接種に重篤な副反応はつき
ものですので、「打つリスクと打たないリスク」を考えなければなりません。発表さ
れている数値をどう解釈するかは、人それぞれです。
本日の金相場は、NY商品取引所で前日比11.5ドル安の1トロイオンス1,977.0ドル。
プラチナ相場は、前日比6.2ドル高の1トロイオンス1,001.2ドル。
原油相場はWTIで75.83ドル、NYダウは33,274.1ドル、米国債10年物は3.475%。
東京外国為替市場では、1ドル¥132.7、1ユーロ¥143.9、1ポンド¥163.7。
日経平均株価は¥28,041、長期金利は0.320%。
2023年4月1日(土曜日) 本日の営業時間は10時-18時 明日は定休日です。
18金・K18 | 6,800円/1g | プラチナ850 | 3,830円/1g | |
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24金・純金 | 8,750円/1g | プラチナ1000 | 4,350円/1g | |
14金・K14 | 4,970円/1g | K18/Pt850半々 | 5,200円/1g |
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