日本経済新聞 トランプ氏「日本は通貨安誘導」 関税の導入理由で言及 2025.3.4
トランプ米大統領は3日、関税を引き上げる理由を説明する際、中国とともに日本が通貨安を
誘導してきたと問題視する発言をした。実際には、日本政府・日銀は2022年以降、為替介入
でむしろ円安・ドル高の是正を試みてきた。発言の真意は不明だ。
ホワイトハウスで記者団の質問に答えた。「日本の円であれ中国の人民元であれ、彼らが通貨
を下げると我々に非常に不公平な不利益をもたらす」と述べた。関税はそれを「迅速かつ効
率的に公平性をもたらす」ために導入すると強調した。
日本経済新聞 投機筋の円買い最大 日銀利上げ観測で 2025.3.4
米商品先物取引委員会（CFTC）によると、ヘッジファンドなど非商業部門（投機筋）のドル
に対する円の買い越し幅は2月25日時点で9万5980枚（約1兆2000億円）だった。前週の6万
569枚から拡大し、過去最大を更新した。日銀の早期利上げ観測や米景気の減速懸念を背景
に、円の先高観を意識したドル売り・円買いの動きが強まった。
昨夜の時点では1ドル151円近辺まで円安に傾いていましたが、トランプ大統領の発言後急激
に円高ドル安へ方向転換しました。円や中国元が安いのでアメリカの製造業は勝てないとい
う40年前のロジックですが、そうではないことは明らかです。さらにドル安が強まれば輸入
コストとなりインフレが強まります。そのために関税をかけ輸入品をシャットアウトという
ロジックも不可能で、アメリカ一国であらゆるものを製造できる時代ではありません。
と言っても、当然トランプ大統領もこのような論理は分かっていますが無理を通そうとしま
す。副大統領は腰ぎんちゃくのチンピラで、頼みのマルコ・ルビオ国務長官は次の選挙をに
らみ対立はしないでしょう。
今日の円建ての金相場がこれから大事となります。ドル建ての金相場が52ドル上昇しても、
為替が2円円高に振れれば上昇せずに昨日同となります。適正為替レートはもちろん時代に
より変わりますが、一般的には1ドル105円ー110円近辺と言われます。あと40円円高になっ
た時のことも考えておきたいです。単純計算で現在の円建て金相場を維持しようとすると、
ドル建ての金相場は1000ドル上昇が必要です。あくまで単純計算です。
本日の金相場は、ＮＹ商品取引所で前日比52.6ドル安の1トロイオンス2,901.1ドル。
プラチナ相場は、前日比34.0ドル安の1トロイオンス971.9ドル。
原油相場はWTIで67.83ドル、ＮＹダウは43,461.1ドル、米国債10年物は4.132％。
東京外国為替市場では現在、１ドル￥148.8、１ユーロ￥156.1。
日経平均株価の終値は￥36,988、長期金利は1.400％。
2025年3月4日(火曜日) 本日の営業時間は10時-19時です。
| 18金・K18 | 11,220円/1g | プラチナ850 | 4,130円/1g | |
| インゴット100ｇ以上 | 14,560円/1g | プラチナ900 | 4,380円/1g | |
| 24金・純金 | 14,120円/1g | プラチナ1000 | 4,710円/1g | |
| 14金・K14 | 8,180円/1g | K18/Pt850半々 | 7,520円/1g |
上記相場価格×重さ＝お買取価格 手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。