ロシアの研究機関が、石炭を燃料とする火力発電所の煙から金を
抽出する技術開発を進めているというニュースがありました。
ロシア政府の国家的事業で、本年12月まで完成させる予定です。
ロシアの火力発電所は多数ありますが、主流は石炭を燃料とするものです。
石炭の燃焼で生じる煙には微量の金が含まれ
「貴重な金属を掘削の経費を掛けずに採取するのが開発目的」だそうです。
石炭には金以外にもニッケルや鉄、銅などの重金属が含まれており、
石炭の燃焼で出る煙からこうした金属を抽出する技術は実験レベルでは
成功しているそうです。
しかし現時点では、金以外に実用化の計画はないそうです。
金以外の価格では、採算が取れないのでしょう。
隣のカザフスタン産石炭の場合、1トンに約1~2グラムの金を含有しています。
ロシアは広いので産地にもよりますが、ロシア産の金の含有量はカザフスタン産より
多いとのことです。
おもしろい試みですね。
金は現在、人間がつくることができない金属です。
埋蔵量も限りがありますので、大事にしたいものです。
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