本日は、H23年大分県知事選と県議選の投票日です。
朝一投票してきました。
悪い意味で悩みます。だれがいいのか。
当然ですが、選挙期間中はいいことばかり言葉を並べます。
「改革」「弱者救済」「雇用」「福祉」「農業」「「新風」「女性の感性」
そして私たちもこれらの言葉が選挙期間中の期間限定であることを
知っていて投票します。市民にこういう負担をお願いしますというよう
なことは、候補者は決して言いません。
今回の選挙は、東日本大震災の影響で東京や神奈川県の知事選では
防災をうたう候補者も多かったですが、やっぱり「脱原発」。
神奈川県の候補者は、脱原発で県内200万戸の家庭の屋根にソーラー
パネルの発電をのせると言っていました。予算も財源もソーラー発電の
ことをちょっと聞いたことのあるだけのトンチンカンな意見です。
-付け焼刃-の典型的な無責任な政策です。
福島原発の事故が連日ニュースになっていますので、「脱原発」をうたう人
が多いことはみなさんも予想できたと思います。
しかし、現実的に短期間に脱原発はできないことは明らかです。もしこれら
の人が当選でもしたら、電力不足にどう対処するのでしょうか。
逆に責任の大きい都知事や神奈川県知事になろうと思うような方には、
言いにくいことも選挙期間中にしっかり言っておく必要があるのではない
でしょうか。
火力、水力発電ほか原発以外の発電だけでは、到底賄えないのです。
しかし原発はいったん事故になれば、今回の事故のようにたいへんです
ので、十分に気をつけなければならないのは言うまでもありません。
原発推進とまでこの時期に言うことはないですが、原発維持を言うことさえ
できない候補者に務められない職務だと思います。
もっと難題が待ち構えているからです。
大衆迎合で筋が通らなくなるのは、今の民主党を見れば分かると思います。
あれもこれも与えますと。しかし財源や負担のことは後回し。
言いにくいこと、これをすれば負担が増えること、義務と責任・・。
故に私たち有権者がもっと厳しい眼をもつことが必要です。
また与党である民主党は、日本の一番の都市である東京都に独自の
候補者すらたてることができない体たらくぶりです。
日本の国民の審判を逃げた卑怯な戦略です。