金や原油ほか商品市況、株式市場が下落しました。
欧州連合と欧州金融安定基金（EFCF）による債務回避の包括戦略の
合意から数日もたたないうちに、再び再燃の可能性が広がっています。
ギリシャのパパンドレウ首相が、支援策受け入れの是非について
国民投票を実施する方針を表明したのを受け、市場がネガティブに
なっています。大方の予想は、否決。
支援の条件である、緊縮と増税等の負担をギリシャ国民は受け入れ
ないと思われ、混沌としています。
やっと合意した危機回避の包括戦略が座礁すれば、半分のデフォルト
ではなく全デフォルトとなり、ギリシャ国債を大量に持つ欧州の銀行等
が心配されます。
ギリシャは、過去何度もデフォルトをさせており、納税の意識の薄い
国民だと言われています。
欧州の人々の中には、ギリシャへの支援を止め、ユーロからの追放の
声が大きくなってきました。また、マーケットからも怒りの声が上がって
おり、ギリシャ政府への圧力が高まってくるでしょう。
ギリシャ政府がとった国民投票には、意見が分かれます。
国の重要な政策なので民主主義として国民が直接判断するべき。
対して政府が自らの立場を守るため、責任を国民に転嫁した無責任
なポピュラリズム。
国民は負担増は嫌なので、否決される公算が高いと思われます。
しかし、政治家はたとえその時、国民からの支持が得られなくても
決断しなければならないことがあります。
政治家が判断できないのなら、責任がとれないのなら、政治家は
不要で官僚と国民のみで十分です。
このニュースを受け本日の金相場は、ニューヨーク商品取引所で、
前日比13.4ドル安の１トロイオンス1711.8ドルで終えました。
株式市場、為替、商品市況すべてにおいてネガティブになり、資金
を手元においておくための換金売りがでました。
ギリシャの国民投票は、来年初めの予定です。長くなりそうです。
また、アメリカの追加の金融緩和策も取りざたされ始め、数日前の
安定に向かう機運が一気に暗くなりました。
拍車をかけるように、アメリカの証券会社MFグローバルの経営破綻
が伝えられました。
１１月２日、貴金属買取相場
１８金・Ｋ１８ ３，２５０円/1g プラチナ８５０ ３，４００円/1g
インゴット100ｇ以上 ４，４００円/1g プラチナ９００ ３，５７０円/1g
２４金・純金製品 ４，２３０円/1g プラチナ1000 ３，９２０円/1g
１４金・Ｋ１４ ２，２００円/1g K18/Pt850半々 ３，３００円/1g
上記相場価格×重さ＝お買取価格
手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。
お客様の大切な商品を専門的評価で高額査定致します。