昨日、報道ステーションSUNDAYに橋下徹大阪市長が出演していました。
仕事の手を止め、見ました。平日夜の古館さんと違いキャスターの長野さん
は、出過ぎずそれでいてコントロールしてよかったです。
昔の偉人の映像が長すぎて、もっと論戦を聞きたかった気はしました。
あのあたりがテレビの洗脳体質で嫌いです。
論戦は、橋下徹大阪市長と山口二郎北海道大学教授。
山口教授の専門は行政学。反橋下急先鋒として「橋下主義を許すな！」という
本をだし批判を強めています。橋下主義ーハシズム。
市のシステムと教育現場がメインテーマでしたが、橋下市長は学者は現場が
分かっておらず、学者の主張では何も変わらないと主張。
反し山口教授は、なんにでも競争や橋下政治手法に疑問と。
山口教授のいうハシズムは、敵対勢力をつくり支持を集めトップダウンの決断
に疑問のようです。しかし、だれも責任を取らず決断しない政治家が多いため、
今の政治堕落になっていることは明らかです。
そのぬるい体質の打破が、橋下支持者が望んでいることです。
論戦は終始、橋下市長が優勢でした。山口教授の質問に対して事細かに論破
していました。山口教授は、橋下市長の質問に答えられず論戦に不慣れ。
逆に勝ち過ぎた感がありました。
この放送でも橋下市長の長所がでました。
１つ目に知識。行政や教育、福祉など多方面にわたりよく知っています。
普通トップダウンでのやり方は、各分野ごとに大枠の指示を出し細部は丸投げ
しますので、細かな部分は知らなくて当然ですが、よく勉強しています。
公務員は異動はありますが、数年間はその部署専属でやるので、１つの部署の
ことに詳しくて当然ですが、全部門に詳しい方は少ないのではないでしょうか。
２つ目に、弁護士業を活かしたディベート力。訓練と知識の賜物ですが、昨日も
まさに論破でした。ブレないのも魅力です。
テレビで印象がいいのは精々７対３くらいで勝つのがいいのでしょうが、１０対０
は勝ち過ぎでした。しかも熱くなり、「学者」の連呼はマイナスでした。
というのが私の批評でしたが、みなさんはどう見られたでしょうか。
先日も書きました行き過ぎたコンセンサス（合意・総意）社会。
５１対４９で勝ったのならば、５１の意見を尊重することが民主主義です。しかし、
今の日本の政治家は、４９の意見を尊重するあまり何も決められなくなっていま
す。行動しないことで、４９からの非難を避けてきました。そして、そうすることで
責任を取らないでいました。
当然５１からの反発が大きくなり、国益のために決断し行動する政治家が求めら
れていると感じます。その１人が、橋下徹であることは間違いないでしょう。
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