売国奴に告ぐ！
中野剛志 三橋貴明 著
TPP反対論の急先鋒として注目を浴びた中野剛志氏。
経済評論のブロガーとして有名になった三橋貴明氏。
本書より抜粋
つまり新自由主義によって国家の利益より企業の利益が優先されるようになり、
その企業の利益に従って国が動き、グローバリズムの潮流に乗って他国と経済
協定や条約を結ぶ。しかしその国際条約は政治力が強い国の論理で作られる。
結局は「無知な大衆を、われわれエリートが指導してやる」という話で、この「われ
われ」が共産主義者か、あるいは極端な自由主義者かの違いでしかない。
「あいつと俺は意見がこの部分で違う」と細かくやったところで、私と完璧に同じ意
見を持った人なんてこの世にいませんよね。
それから日本人は政治を舐めすぎです。僕らが幼い頃から、「政治家なんてどうし
ようもない」というのが周りの大人の口癖だった。
どうもみんな、金を稼ぐのが上手な人が政治・経済・行政をやると国が豊かになる、
企業経営が上手な人は国を豊かにするのも上手だと思い込んでいるようです。で
も実際のところ、国を動かすのと企業経営はまるで違うものです。
よっぽど間違った経済政策でも続けない限り、デフレなど起きないはずなのだ。
勢いのいいタイトルの割に、内容は経済政策の話が中心でした。
日本全体がとっている緊縮財政を続ける限りデフレは克服されないので、公共事
業を増やし、支出の拡大を訴えています。
共感できるところとできないところがありました。
【売国奴に告ぐ！ 中野剛志・三橋貴明 共著】
朝Twitterを見ましたら、橋下大阪市長が下記書き込みがありました。
中野剛志もしょうもない思い上がり識者だったか。残念だ。だいたい、年下のくせ
に面識のない俺を呼び捨てにすんじぇねえよ。霞が関の官僚で大学の准教授。
最悪のタダ飯ぐらいルートだろ。こういう奴らは税金でふんだんな時間を与えられ
て、朝から晩まで責任のないことをやっている。
どうしたのかと思いましたら、雑誌SAPIOで小林よしのり氏と中野剛志氏が対談。
「橋下徹の愛国度を仕分けする」というタイトルで、レベルが低い、保守でない、
ポピュリズムと攻撃されたので、反撃していました。
２人は橋下市長を右派でバリバリの愛国主義の前提で話しているのですが、橋下
市長はそのようなことは言ったこともなく、国歌斉唱にしても愛国心からではなく、
規律の緩んだ教師に学校の決まり事を守らせるためだと言っていました。残念。
【SAPIO５月１６日号】
翌日の橋下大阪市長のツイッター
売国奴に告ぐの中で、じゃあ今の日本、何をしたらいいのか？については、国債
を発行して公共事業をどんどんやる。これしかなかった。あとは改革の動きを全て
ひっくるめて新自由主義とレッテルをはり、とにかく新自由主義はダメだ、ダメだの
連呼。これだけの連呼の技術は選挙に出れば活きてくるよ。
２０１２．５．３ 貴金属買取相場
１８金・Ｋ１８ ３，２５０円/1g プラチナ８５０ ３，５００円/1g
インゴット100ｇ以上 ４，３８０円/1g プラチナ９００ ３，６３０円/1g
２４金・純金製品 ４，２００円/1g プラチナ1000 ４，０００円/1g
１４金・Ｋ１４ ２，１８０円/1g K18/Pt850半々 ３，３３０円/1g
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