欧州の財政危機で、市場は国債などの安全資産に資金が逃避されています。
市場が浮足立ち不安定になった時には、安全資産へと資金が逃避します。
金、ドルや円、債券主に国債などです。
過去記事 ? 安全資産 リスク資産
国債は日本、アメリカ、ドイツの国債が積極的に買われており、金利は低下し
ています。日本の金利（0.81%）は９年ぶり、アメリカ（1.62%）独（1.26）の金利
は史上最低となりました。逆にスペインの国債は、6.56%まで上昇しており、
危険水域とされる7%がすぐそこです。
安全な債権と市場が見なせば買われ、その結果市場原理により金利が低くな
ります。逆に今のスペインのようにちゃんと償還されるか？と疑わしいときには、
そのリスクの分金利が高くなります。そして、金利が高くなれば国が払う利息が
多くなり、雪だるま式に増え破綻する懸念がでます。
その境界が一応７％とされます。
日本の銀行などは、預金者からお金を預かっているので大きなリスクは取らな
いという原則のもと、毎日債権（金利）を売買し運用しています。それが功を奏し、
リーマンショック時の世界的な金融危機の時も直接的な被害を逃れられました。
【金の仏像 お買取り致します。】
本日のマーケットは、ドル・ユーロに対して円高が進んでいます。
ニューヨーク外国為替市場では、前日比75銭円高ドル安の１ドル￥78.2、
前日比１円円高ユーロ安の１ユーロ￥96.7で終えました。
ギリシャやスペインの財政問題、アメリカの経済指標が市場の予想に届かな
かったことにより、円＞ドル＞ユーロとなりました。
ＮＹダウは、26.4ドル安の12,393.4ドル。
原油相場はＷＴＩで、１バレル86.5ドルと１ヶ月で２０％ダウンとなっています。
市内のガソリンスタンドのレギュラー価格が、￥139/1Lまで下がりました。
本日の金相場は、ニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）で、前日比1.5ドル安の
１トロイオンス1564.2ドルでした。
プラチナ相場は、前日比16.4ドル高の１トロイオンス1417.6ドル。
貴金属相場は、金は警戒感から相場が維持され、プラチナは安値拾いの買い
が入り上昇しました。
金も代表的な安全資産です。現在、欧州の財政危機と言われますのでもっと
金が上昇してもいいのでは？と、お客様に言われました。後付けの理由になり
ますが、金相場が１トロイオンス１６００ドル前後というのは１２年前からすると、
３倍ですので高すぎるためとマーケットは見ているのかもしれません。また、
株式などの損失を金の売却金により捻出しているなどの理由もあるでしょう。
ただし相場がどう動くかは、短期的には”なりゆき”ですので予想は難しいです。
「上げは下げのため、下げは上げのため」が、マーケットです。
２０１２．６．１ 貴金属買取相場
１８金・Ｋ１８ ３，０２０円/1g プラチナ８５０ ３，０８０円/1g
インゴット100ｇ以上 ４，０３０円/1g プラチナ９００ ３，２００円/1g
２４金・純金製品 ３，８９０円/1g プラチナ1000 ３，５１０円/1g
１４金・Ｋ１４ ２，２１０円/1g K18/Pt850半々 ３，０２０円/1g
上記相場価格×重さ＝お買取価格
手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。
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