株価や為替、金相場など毎日のマーケット情報で、穀物市場も重要な経済相場です。
株や為替、金の主要取引市場は米ニューヨークですが、穀物市場は米シカゴです。
シカゴは、アメリカ合衆国イリノイ州の大都市で、五大湖周辺の工業地帯が有名ですが、
金融街としても知られます。
シカゴ商品取引所(Chicago Board of Trade)は、世界最大の商品先物取引所で穀物
の先物取引相場の指標とされます。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)傘下。
穀物相場の単位は、ブッシェル。ヤード・ポンド法における体積の単位です。
1ブッシェルは、元々は直径18.5インチ、深さ8インチの円筒形の容器の容量と定められ
ていましたが、今日では大豆・小麦は27.215 kg、トウモロコシでは25.401 kgという重さ
の単位として使われています。
穀物市場では主に、1、トウモロコシ 2、大豆 3、小麦などが取引されます。
天候という不安定要素を予測し収穫高や在庫という供給側の事情と、各国地域の需要
の事情から数ヶ月後の価格を先物取引します。干ばつ、人口増加、異常気象、イナゴの
大群など計算できる要素とそうでないものがあり、そこに日米欧の金融緩和により余剰
資金がファンドから流れ込み乱高下します。
アラブの春と呼ばれた中東・北アフリカの政情不安の1つの要因が、穀物相場の上昇に
より低品質の小麦さえも価格が高騰し、低所得者の口にパンが入りにくくなったことです。
日本は穀物自給率は米を除くと、先進国の中でも最低であり他人ごとではありません。
醤油に豆腐に味噌は大豆が原料ですし、小麦はパンに麺、トウモロコシは家畜の肥料に
欠かせません。ですが大豆は96%、小麦は86%、家畜用トウモロコシは100%輸入に頼っ
ています。
人間が生きていくために欠かせない穀物が、投機筋により投資対象となり価格が吊り上っ
ています。大豆は20年前の価格の3倍以上です。加えて中国の需要増加も大きな問題
となっています。20年前、中国は輸入ゼロでした。
シカゴは、「風の街」と呼ばれ季節風が強いそうです。大阪市と友好都市を結んでいます。
NYマーカンタイル取引所は、COMEX+NYMEX。
COMEX部門
金、銀、銅、アルミニウム
NYMEX部門
プラチナ、パラジウム、プロパン、ウラニウム、
石炭、原油、電力、ガソリン、灯油、天然ガス
本日の金相場は、ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、前日比6.7ドル高の
1トロイオンス1753.0ドルでした。
プラチナ相場は、前日比25.3ドル高の1トロイオンス1668.0ドル。
NYダウは、前日比5.2ドル高の13,557.0ドル。
東京為替市場では現在、1ドル¥79.1、1ユーロ¥103.6。
原油相場は、WTIで前日比0.03ドル高の1バレル92.12ドル。
シカゴ穀物市場で大豆は、前日比15.5セント高の1ブッシェル15.0925ドル。
トウモロコシは、前日比7.25セント高の7.455ドル。
小麦は、前日比8.5セント高の8.5625ドル。
商品先物取引の始まりは、1730年江戸幕府が大阪堂島米会所に、米の
先物取引を許可したのが世界初と言われます。
2012.10.18 貴金属買取相場
18金・K18 3,410円/1g プラチナ850 3,690円/1g
インゴット100g以上 4,560円/1g プラチナ900 3,830円/1g
24金・純金製品 4,400円/1g プラチナ1000 4,200円/1g
14金・K14 2,500円/1g K18/Pt850半々 3,480円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
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