ぼくらの真実
青山繁晴 著
これ(北朝鮮による拉致)を考えるときに護憲派とか改憲派とか、保守とかリベラルとか、
与党とか野党とか、そんなものがあるんですか。護憲派、つまり憲法を一字一句変えるな
と言ってきた日本人なら、この客観的事実もどうでもいいのでしょうか。
社会に出て仕事をし、海外も回り、まず分かってきたのが「戦争に負けていない国はない」
ということです。アメリカをはじめ世界の主要国で戦争に負けていない国はありません。
日本は社会福祉を重視する国です。ところが国民の安全と生存を守るという、最大の福祉
については自分の責任を放棄してきたのじゃないか。
「本質的には無効憲法である」という認識をしっかり持ちつつ、現憲法の改正条項である
第九十六条を使って改正し、その改正を重ね、広げて、最終的には全面的な新憲法の誕生
にこぎ着けるべきだと、ぼくは考えています。
敗戦後の日本は、みずからを敗戦国と呼ぶのを避け「戦後の日本」と呼び、史上初めて外
国に降伏した日、一九四五年八月一五日を「敗戦の日」と呼ばずに「終戦記念日」と呼ん
できました。
まず「国際法で認められているが、日本は憲法で禁じている」というのは、視点を逆にして
みると「日本国憲法は国際法に違背している。少なくとも食い違っている」ということです。
日本はアメリカに負けて民主主義を教わったのではない。古くからオリジナルな民主主義
を持っている。今もそれはみんなの魂の底に脈々と生きて、国と社会に蘇る刻を待っている。
そして天皇皇后両陛下も人間でいらっしゃるから、この生き方をなさるのは、わたしたち
日本人が二千数百年をかけて造りあげてきた文化の発露です。
自分のことより人のこと、人のために生きる。それを原点にした民主主義です。
一度戦いに敗れたからといって国旗を拒み、国家を生徒に歌うなと求める教師がいる国は、
この広い世界のどこにも日本以外に存在していません。
自分のためではなく、人のために生きよ。それをできる人だけが、この空しい人生を幸福
に生きることができるであろう。
その「葉隠」の精神と、主イエスがゴルゴタの丘で、すべての人間の罪をみずから背負って
磔になられた精神と、深く、まっすぐ繋がっています。
日本の武士道こそ、世界への類い稀な普遍性を持っています。
聖書は世界でもっとも読まれた書物です。その聖書の根幹と、日本では学校でも教えられず
多くの人に忘れられている「葉隠」が、時間も空間も超えて結ばれています。
【ぼくらの真実 青山繁晴 著】
わたしが命を注いで一字一句を刻み、そこから浮びあがる世界を読者がしばし一緒に生きて
くださる。それは、あなたとぼくにだけある、ひそやかな新生です。
青山繁晴さんの著書です。
「ぼくらの祖国」「死ぬ理由、生きる理由 英霊の渇く島に問う」
「事実はみずから語り出す」
プラウトゥス 古代ローマの作家
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