政府は１４日、臨時閣議を開き安倍首相談話を決定しました。
終戦七十年を迎えるにあたり、先の大戦への道のり、戦後の歩み、二十世紀という時代
を、私たちは、心静かに振り返り、その歴史の教訓の中から、未来への知恵を学ばなけ
ればならないと考えます。
百年以上前の世界には、西洋諸国を中心とした国々の広大な植民地が、広がっていまし
た。（略）日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を
勇気づけました。
そして七十年前。日本は、敗戦しました。
戦後七十年にあたり、国内外に斃れたすべての人々の命の前に、深く頭を垂れ、痛惜の
念を表すとともに、永劫の、哀悼の誠を捧げます。
何の罪もない人々に、計り知れない損害と苦痛を、我が国が与えた事実。歴史とは実に
取り返しのつかない、苛烈なものです。一人ひとりに、それぞれの人生があり、夢があ
り、愛する家族があった。この当然の事実をかみしめる時、今なお、言葉を失い、ただ
ただ、断腸の念を禁じ得ません。
これほどまでの尊い犠牲の上に、現在の平和がある。これが、戦後日本の原点でありま
す。
二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。
我が国は、先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反省と心からのお詫びの
気持ちを表明してきました。
寛容の心によって、日本は、戦後、国際社会に復帰することができました。戦後七十年
のこの機にあたり、我が国は、和解のために力を尽くしてくださった、すべての国々、
すべての方々に、心からの感謝の気持ちを表したいと思います。
日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら
関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける
宿命を背負わせてはなりません。しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超え
て、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。謙虚な気持ちで、過去を受
け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。
私たちは、国際秩序への挑戦者となってしまった過去を、この胸に刻み続けます。だか
らこそ、我が国は、自由、民主主義、人権といった基本的価値を揺るぎないものとして
堅持し、その価値を共有する国々と手を携えて、「積極的平和主義」の旗を高く掲げ、
世界の平和と繁栄にこれまで以上に貢献してまいります。
終戦八十年、九十年、さらには百年に向けて、そのような日本を、国民の皆様と共に創
り上げていく。その決意であります。
平成二十七年八月十四日
内閣総理大臣 安倍晋三
産経新聞
安倍首相戦後７０年談話全文 「謝罪続ける宿命を背負わせてはならない」
毎日新聞
70年談話 侵略とおわびに言及
朝日新聞
おわびの気持ち「今後も揺るぎない」 安倍談話発表
読売新聞
安倍首相、戦後７０年談話で侵略・おわびに言及
日本経済新聞
70年談話に「痛切な反省と心からのおわびの気持ち」
時事通信
国際社会へ感謝表明＝安倍首相
時事通信
「全ての人々にこうべ垂れる」＝戦後70年首相談話
小川榮太郎 Facebook
昨日は安倍談話が発出されましたが、私たち一人一人の日本人にとつて真に大切
なことは政治から歴史を静かに取り戻す事です。
歴史観よりもずつと遥かに大切な事は、歴史を本当に偲ぶ静かで謙虚な心です。
口角泡飛ばして、論評し、議論してゐては歴史の魂など感じられません。
今日は静かな１日にしたいと思ひます。
一色正春 Facebook
かつて江藤淳はこう言いました
自国の戦死者を、威儀を正して最高の儀礼を以て追悼することを禁じられた国民が、
この地上のどこにあっただろうか。国人よ、誰に謝罪するより前にそのことを嘆け。
そして、決して屈するな。
我が国自衛隊の最高司令官が
靖国神社に参拝できない
現実を直視しましょう
臥薪嘗胆
【読売新聞 Ｈ２７．８．１５】
中国や韓国は日本の歴史認識を批判し、反日の材料としている。こうした「歴史カード」
を封じ込め、真の和解を果すにも、安倍談話で過去の問題に区切りをつけなければなら
ない。
昨日の読売新聞朝刊。見出しでは、侵略・おわびに言及と朝日・毎日と同様な印象を受
けますが、解説では上記のようにまともなことを書いています。読売新聞の二枚舌で、
卑怯なところです。反社会勢力に脅され１億円も払ったのに、監督を辞めさせない異常
さがここでも同じ素を感じます。
番組内でのぼりを立て、中韓の手先と化し、反政権放送を行ったテレ朝の報道ステー
ションくらい分かりやすいほうがはっきりします。
【村山談話２０年目のの真実 和田政宗 藤井実彦 藤岡信勝 田沼隆志 共著】
そして、この村山談話ほど作成過程に疑義がある政府の公文書も珍しい。秘密裡に行わ
れた談話作成、異様な閣議決定。社会党が政権を担っていた当時の政治状況の特殊性。
戦後７０年の今こそ村山談話を、当事者・関係者の証言を得られるうちに改めて検証す
る必要があると感じた。
一昨日発表された安倍談話。何度も何度も読み直しました。先のアメリカ議会演説と同
様、安倍総理らしい印象を受けました。自らの思想は抑えつつ核心は残し、配慮も忘れ
ないところです。
安倍総理のことを右翼や保守などという人がいますが、色眼鏡で見なければ安倍総理は
中道左派です。経済政策然り。仮に私が総理大臣であったならば、談話から一切の配慮
を排除し村山談話及び河野談話の破棄も盛り込みます。
しかし、それでは国際関係はうまくいかないのは目に見えています。上り調子の経済に
まで悪影響が及び、一気に政権の座を追われるでしょう。つまり、安倍談話はその辺り
の配慮にまで気を配り、加えて日露戦争まで織り込んだ歴史に欧米列強の植民地支配を
盛り込むことで欧米の口を封じることまで画策した談話となっています。
もちろん満点ではありませんが、合格点と言っていいと思います。文章全体の一文を強
調することは、安倍談話を歪めることになります。
ムラヤマ元総理は、安倍談話が村山談話を踏襲されたと思わないと述べましたが、その
通りで安倍談話は村山談話を踏襲していません。これが核心です。村山談話、小泉談話
を上書きした安倍談話。これからの政府の指針です。
昨日、靖国神社には２０万人以上の人が訪れたそうです。大分の護国神社も多かったそ
うです。私は宇佐神宮にお参りしました。ものすごく暑かったです。
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