靖国神社
島田 裕巳 著
靖国関係の書物は、賛成か反対かどちらかの立場に立つもので、多くは批判書である。中立的
な立場から書かれたものは少ないのである。
靖国神社の問題は、歴史や国家間の対立、そして信仰やイデオロギーの違いといったことがか
かわってこざるを得ない点で極めて複雑である。その問題を分かりやすい形で整理し、議論の
前提となる事柄を共有できるようにすることが、この本の目的である。
右でも左でもない、賛成でも反対でもない、客観的に・・・・というアマゾンの評価を見て、正月の
東京旅行に携帯して行きました。著者は客観性を持って書いたようですが、私には戦後の軸が
ずれた中立性にしか思えませんでした。
最後に付け加えられた言葉は、「集団的自衛権行使容認の閣議決定が行われた日に」というこ
とがなによりの証左です。 2014.7.2 - 集団的自衛権 -
問題になっているA級戦犯が合祀されたのは昭和53年10月17日のことで、それが公になった
のは翌54年4月19日のことだったが、そのことも当時はさほど問題視されなかった。A級戦犯
の合祀ということが、中国や韓国を直接に刺激したわけではなかったのである。
キリスト教の聖人は、神に殉じた、あるいは教会に殉じたということで、特別な存在と見なされ、
祀られているわけで、それは、国に殉じた、あるいは天皇に殉じた戦没者と似ている。靖国神社
のあり方がキリスト教の直接の影響を受けているとも思えないが、絶対的な存在を頂点に立て
るならば、その至高の存在に殉じるというあり方が生まれるわけで、構造的に両者は似ている
わけである。
少なくとも、首相の靖国神社参拝に反対する側の人間からすれば、抗議さえすれば参拝を中止
するに違いないという予測を立てることができるようになったのである。
私は、この光景に接して国立の追悼施設がができたときのことに思いをはせた。靖国神社には、
およそ145年の歴史があり、その歴史の重みを国立の施設がそのまま受け継ぐことはできない。
靖国神社とは別に施設を作り、それで「靖国問題」を解決することは、事実上不可能なことでは
ないだろうか。
日本が戦争ということと無縁でなくなれば、「靖国問題」は自然消滅する。その点では、「靖国問
題」が騒がれていたときの方が、私たちははるかに平和で安全な社会に生きていたと言えるか
もしれないのである。
2014年7月1日
集団的自衛権行使容認の閣議決定が行われた日に 島田裕巳
靖国問題は対外的には外交カードに過ぎず、中韓は日本が要求を呑むかどうか見極めている
に過ぎません。日本国内に、日本人が行ってはいけない場所など存在しません。
そして、この問題を作り出したのも朝日新聞です。靖国問題、慰安婦問題、南京大虐殺捏造で
中韓を煽りました。
そもそも、現在日本に法的な戦犯など存在しません。戦勝国による事後法による極東国際軍事
裁判もサンフランシスコ講和条約の発効により、アムネスティ条項で恩赦特赦となります。
国内的にもサンフランシスコ講和条約発効後間もなく、昭和28年(1953年)8月3日、国会に
おいて「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」がなされました。
この決議は、共産党や社会党を含めて満場一致で可決されています。これにより戦犯とされた
方々の名誉は回復され、国内法上においても戦犯は消滅しました。既に処刑された方々におい
ても公務死とされました。国会を動かしたのは、4000万人ともいわれる国民の署名活動による
ものです。当然決議の前に、アメリカなどの戦勝国だけでなく、アジア諸国にも了解を得ました。
さらにいえば、中国で日本は南京国民政府である汪兆銘政権の要請もありました。現在の中共
は戦勝国ではなく、建国は日米戦争の後です。韓国は日本として戦いました。
極東国際軍事裁判 東條英機宣誓供述書
戦争が国際法上より見て正しき戦争であつたか否かの問題と、敗戦の責任いかんとの問題
とは、明白に分別できる2つの異なつた問題であります。第一の問題は外国との問題であり
かつ法律的性質の問題であります。私は最後までこの戦争は自衛戦争であり、現時承認せ
られたる国際法には違反せぬ戦争なりと主張します。私はいまだかつてわが国が本戦争を
なしたことを以って国際犯罪なりとして勝者より訴追せさられ、また敗戦国の適法なる官吏た
りし者が個人的の国際法上の犯人なり、また条約の違反者なりとして糾弾せられるとは考え
た事とてありませぬ。
第二の問題、すなわち敗戦の責任については当時の総理大臣たりし私の責任であります。
この意味における責任は私はこれを受諾するのみならず真心より進んでこれを負荷せんこ
とを希望するものであります。
時が熱狂と偏見とを
やわらげた暁には
また理性が虚偽から
その仮面を剥きとった暁には
その時こそ正義の女神は
その秤を平衡に保ちながら
過去の賞罰の多くに
そのところを変えることを
要求するであろう
靖国神社過去記事
2014.8.15
2013.8.15
2013.12.26
本日の金相場は、NY商品取引所で前日比4.5ドル高の1トロイオンス1230.8ドル。
プラチナ相場は、前日比0.1ドル安の1トロイオンス944.6ドル。
原油相場はWTIで、前日比1.13ドル安の1バレル29.64ドル。
NY外国為替市場の終値は、1ドル¥112.6、1ユーロ¥125.3。
NYダウは16,391.9ドル。
2016.2.20 貴金属買取相場
18金・K18 3,510円/1g プラチナ850 3,030円/1g
インゴット100g以上 4,670円/1g プラチナ900 3,150円/1g
24金・純金製品 4,520円/1g プラチナ1000 3,450円/1g
14金・K14 2,560円/1g K18/Pt850半々 3,270円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
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