でっちあげの徴用工問題
西岡力 著
そもそも、国際法は司法を含む国内法に優先するという原則からすれば、1965年の条約と
協定で解決された個人請求権を持ち出してくること自体、国際法違反なのだ。P10
じつは、「統治不法論」を提供したのは、日本人だった。和田春樹(東京大学名誉教授)
や作家の大江健三郎は、日本政府に「日本統治不法論」を認めさせようという日韓関係の
根底をくつがえそうとする運動をずっと展開してきた。P74
そもそも朝鮮人の戦時動員は当時、日本国民だった者たちに対して合法的に行われたもの
で、契約に基づき日本人と同じ賃金も払われていた。決して強制連行や奴隷労働ではな
かった。
韓国政府も1965年の日韓国交正常化時と2005年の協定再検証時の2回、その補償はす
でに終わっていると認めて、その両方で補償を実施した。P101
わが国政府は、戦時動員の約7年間のうち統計が存在する1939年から1942年の4年間で
2万人近くの朝鮮人不正渡航者を朝鮮に強制送還している。この事実は、当時は常識だっ
たが、今ではほとんど忘れられている。ここに戦時動員の実態を見る鍵がある。P145
内地では若い働き手が次々と徴兵され人手不足が深刻化し、若い男性の賃金が高騰した。
一方、朝鮮では徴兵も徴用も適用されておらず、若い男性の労働力がかなり残っていた。
それが高い賃金を求めて、水が高いところから低いところに流れるように内地に向かっ
た。これが3年間で107万人以上の内地渡航者を生み出した条件だった。P151
いまだに事実を無視する人々は、在日韓国・朝鮮人は労働者などとして「強制連行」さ
れた者とその子孫だと主張し続けている。
結論から先に言えば、それはでたらめだ。P192
事実に基づかない議論は百害あって一利なしー-これが本章の、そして本書全体の結論
である。P212
慰安婦問題と同じく徴用工問題にも精通しているのが著者です。史実に詳しいだけでな
く、韓国ウォッチャーとして韓国人の人脈もあり、韓国国内の世論を把握しています。
いつの時代も貧しい国の人々は、より豊かな国へ生活の糧を求めます。当時、朝鮮から
日本への定期便の船は、毎度乗り切れないほどの人々で埋め尽くされました。軍艦島と
して知られる端島炭坑でも、日本人と同じ扱いを受け同じ給与が支払われていたことが
分かっています。
朝鮮半島では「嘘も100回言えば本当になる」というお国柄ですが、それを信じさせる
上層部自身が染まってしまうのが特徴です。
真実は、日本の統治により法律、貨幣制度、道路、学校、水道、電気、鉄道、病院など
近代国家としてあるべきものが全て整えられました。例えば、李氏朝鮮時代に朝鮮全土
で100校もなかった学校を1944年には5213校にも増やして、ハングル文字を一般庶民に
普及させ識字率を大幅に向上させました。清の属国であることが誇りの李朝は、漢字こ
そが属国の証であると使用しました。反面、日本などが独自の文字を使うことを馬鹿に
していました。
日本の旧帝国大学の6番目の大学はどこかご存知でしょうか?
6番目は韓国に現在のソウル大学(1924年)、7番目は台湾に現在の台湾大学(1928年)
です。大阪大学(1931年)や名古屋大学(1939年)よりも先に設立しているのです。
欧米諸国が、このような厚遇を植民地にしたことは一度もありません。言葉は教えても
文字は決して教えませんでした。
【よくわかる慰安婦問題 西岡力 著】
慰安婦問題も徴用工問題も、韓国人は踊らされているだけということを知らなければな
りません。扇動しているのは北朝鮮に近い勢力です。これは、日本国内でも同じです。
日本と韓国が敵対し距離を取らせることで、北朝鮮に理があると考えます。日本と韓国
が友好的になると、彼らにとっては一番の脅威なのです。そして、その反日勢力の後ろ
には必ず中国共産党がいます。
2022年4月17 日(日曜日)
本日は定休日でした。