アメリカ労働省が発表した6月の雇用統計は、またも市場予想を上回りました。
非農業部門の雇用者数が前月比14.7万人増、失業率は4.1%。先月同様にトランプ関税の
悪影響がどこまで出るか心配されましたが、逆にアメリカ経済の底堅さがでました。こ
れを受けマーケットはリスクオン。株高、金相場安、ドルが買い戻されました。ただし
追加の利下げが遠のいたというのはマイナスです。
日本のマーケットは、アメリカが連休に入りますので様子見。東京株式市場は薄商いで
す。米雇用統計が良ければ米景気の底堅さ、悪かったら利下げ期待ということで、どち
らにせよ上がる公算が強かったです。
アメリカの利下げが遠のいた観測で長期金利が上昇。アメリカにおける比重が年々高まっ
ている住友林業や積水ハウスの株価が下落しています。金利が上がると家が売れないと
いう連想です。
日本経済新聞 NYダウ、反発し344ドル高 予想上回る雇用統計で景気懸念後退
2025.7.4
米政府が5月に導入した半導体設計ソフトの対中輸出規制を撤回したことが2日に明らか
になった。米中関係の改善や通商交渉の進展への期待が高まり、半導体関連株の一角に
買いが波及した。
【半導体戦争 クリス・ミラー 著 千葉敏生 翻訳】
ブルームバーグ トランプ氏、米企業幹部引き連れて訪中も－政権が水面下で準備
2025.7.4
米政権は、トランプ大統領が年内に中国を訪問する場合に同行の意向を米企業幹部に打
診していることが、事情に詳しい関係者の話で分かった。米国が中国経済との「デカッ
プリング（切り離し）」を目指す姿勢をほのめかす中でも、両国経済の関係強化を模索
する動きとも受け取れる。
トランプ大統領は明らかにレアアースというアキレス腱で対中政策を方向転換させてい
ます。長い目でみた防衛では大きな汚点となり、短期の経済では躍進です。自分の身は
自分で守るという原則を確認した方がいいでしょう。ニクソンショックのように梯子を
外されます。そして一年前から対中規制により株価が抑えられていた半導体関連銘柄は
再び脚光を浴び始めています。
本日の金相場は、ＮＹ商品取引所で前日比16.8ドル安の1トロイオンス3,342.9ドル。
プラチナ相場は、前日比48.0ドル高の1トロイオンス1,378.4ドル。
原油相場はWTIで65.55ドル、ＮＹダウは44,828.5ドル、米国債10年物は4.347％。
東京外国為替市場では現在、１ドル￥144.3、１ユーロ￥170.1。
日経平均株価は￥39,828、長期金利は1.445％。
2025年7月4日(金曜日) 本日の営業時間は10時-19時です。
| 18金・K18 | 12,500円/1g | プラチナ850 | 5,810円/1g | |
| インゴット100ｇ以上 | 16,210円/1g | プラチナ900 | 6,160円/1g | |
| 24金・純金 | 15,880円/1g | プラチナ1000 | 6,630円/1g | |
| 14金・K14 | 9,100円/1g | K18/Pt850半々 | 8,970円/1g |
上記相場価格×重さ＝お買取価格 手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。