2011年の金相場は異常な高さでした。
欧州の財政問題、アメリカの財政・景気後退懸念、中東北アフリカの
政情不安など金を押し上げる要因がそろいました。また、景気浮揚を
狙うアメリカはじゃぶじゃぶ市場に資金を供給したことが拍車をかけ、
夏場には連日史上最高値を更新しました。
【2011年の当店18金買取価格の推移】
1月10日 2,770円/1g
3月10日 2,870円/1g 3月11日大震災
5月10日 2,950円/1g
7月10日 3,030円/1g
8月10日 3,250円/1g
9月10日 3,430円/1g
10月10日 3,030円/1g
11月10日 3,330円/1g
12月10日 3,220円/1g
9月6日には、3,530円/1gという相場をつけています。
リーマンショックの前でさえ、18金の価格が2,500円/1gを超えたのは、
3日間のみです。ちなみに10年前は、1,000円/1gをきってきました。
そしてこの金高騰をTV各局各番組が報道したことによる金買取バブルを
引き起こしました。8、9月は連日、下画像のようにたくさんの量を全国より
お買取りさせて頂きました。ネットの閲覧数も数倍でした。
安全資産とされていた「金・GOLD」が、リスク資産に変わっています。
平時には安く有事の時には高くなるという本来の金の価値よりも株のよう
に上がり下がりが大きくなり、経済指標などがよくなると上がり悪くなると
下がる。株価への連動性さえ伺えます。
有事の際の金、インフレに強い金、2012年の金相場はどう動くでしょうか。
欧州の財政問題は、1年2年では解決しません。
アメリカの経済指標は上がっても財政問題は簡単には解決しません。また、
イラクをめちゃくちゃにしておきながら撤退してしまい、中東の火種は残って
います。エジプト他、権力者は去っても政情は安定していません。
欧米の資金供給によりインフレ懸念もあります。
金の価値に強気か弱気かです。来年の金相場は、どうなるでしょうか。
本日の金相場は、ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、
前日比31.4ドル安の1トロイオンス1564.1ドルで終えました。
12月29日、貴金属買取相場
18金・K18 2,910円/1g プラチナ850 2,950円/1g
インゴット100g以上 3,920円/1g プラチナ900 3,130円/1g
24金・純金製品 3,800円/1g プラチナ1000 3,420円/1g
14金・K14 2,000円/1g K18/Pt850半々 2,900円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。
お客様の大切な商品を専門的評価で高額査定致します。