田舎にもドラッグストアが増えてきました。
広い店舗に薬から日常品、食料品・冷凍食品などスケールメリットを活かし
品ぞろえを充実させています。主婦の方に聞くと安いのも魅力だそうです。
宇佐には数年前にコスモスができ、その数年後隣にモリができ、さらに当
店から約3分の所に、数ヶ月前コスモスの2店舗目ができました。
パイの奪い合いです。
【ドラッグストア モリ】
本社 福岡県朝倉市 九州に175店舗。
売上688億円 2011年3月期
【ドラッグストア コスモス】
本社 福岡県福岡市 西日本に427店舗。
売上2371億円 20011年5月期
薬や顔につけるクリームなど分からないので、必ず店員さんに相談するの
ですが、店舗によっては白衣を着た年輩の男性しかいません。
顔に何もつけていないような方に聞けないので、隣のドラッグストアで買い
物するようになりました。女性の店員の方は、自身が実際に使っている方
が多いので参考になります。
ずいぶん前、薬屋さんをしていた人に話を聞いたことがあります。
昔は、大きなドラッグストアもなく、個人の薬屋さんどうしの競争も少なく、
儲けたそうです。新聞折り込みチラシを入れると飛ぶように売れ、金庫
やレジにお金が入りきれなくなり、お昼と夜の2回銀行員が集金に来た
そうです。笑いが止まらなかったと言っていました。
現状を考えるとウソみたいな話ですね。しかし当然そのような時代は長
く続かず、徐々に売り上げが落ちていき、借金が増えたそうです。
そして自己破産し、自宅から何もかも失ったようです。お子さんも保証人
になっており、たいへんだと言われていました。
「あのころはよかった。」
バブル時代に商売をしていた人がよく使う言葉です。
衣料品、食料品、医薬品など大きな資本で店舗を広げてくるのは、中小
零細企業にとって脅威ですね。そして大きな資本同士での戦い。
しかし、永遠の成長などはなく、どちらか必ず淘汰されます。