赤ちゃんの生命(いのち)のきまり
西原克成 著
現在おこなわれている日本の育児法は、生きものの一員としてのヒトの赤ちゃんの育て方
を忘れ、自分の子どもを他の子どもより早く育てたいという思いばかりが先立って、一人
ひとりの赤ちゃんの育て方の個性をじっくりとみつめながら育てる、お父さんお母さん方
の精神的なゆとりを失ったものになっています。P2
赤ちゃんの「いのちのしくみ」は母乳だけで一歳前後まで育つようにできています。離乳
食は一歳前後から少しづつ与えるのがよいこと。二歳までは母乳中心に育て、自然離乳
するのが好ましい。
一九六0年頃までの日本ではこのような母乳育児が主だったのに、一九七0年代から人
工乳と早期の離乳開始と完了を目標とした育児法が奨励されたため、肥満化やアトピー
性皮膚炎など赤ちゃんのアレルギー疾患が激増し、赤ちゃんの生き生きとした「いのち
の活動」が害なわれるようになってきた。P5
じっさい人工乳中心で早くから離乳食をあたえると、赤ちゃんは母乳中心のばあいより
ずっと早く体重が増えますが、これは太りすぎで、けっして自慢になるものではありませ
ん。完全母乳保育をつづけた赤ちゃんは、ゆっくり体重が増え、体は締まってつやつやと
輝く玉の肌をしています。P40
近年ますますいちじるしくなった日本人の清潔志向は、ほとんど「清潔過敏症候群」と
いった状況を呈するようになってきました。わたしたちの生活から「汚いもの」を排除
しようと思えば、ついには「すべてのものが汚い」として排除され、行きつくところは
「自分を汚いものとして排除する」という心の病に陥ってしまうことはあきらかです。
P173
「臍帯血」は妊産婦の了承を得て「臍帯血バンク」に贈与されているわけですが、「臍
帯血」が他者を救うからといって、「早期の臍帯結紮」が促進されてはならないもので
す。「臍帯血」はまず何よりも母親とその赤ちゃんのものであり、ゆっくりと配慮され
た臍帯措置によって、赤ちゃんの体内にお母さんから贈与される「臍帯血」が第一のも
のであり、その残余が「臍帯血バンク」を経て、他者に贈与されるべきものでしょう。
P332
著者の赤ちゃんの育て方は、「西原式育児」と呼ばれています。母乳中心で育て、たん
ぱく質を早期に与えません。また、口呼吸の癖をつけないためにおしゃぶりを重視し、
冷たいものを与えない、体を冷やさないこと、早期の立ち歩きやうつぶせ寝に警鐘を鳴
らします。当然大人にも当てはまり、2冊目になりました。
この本で臍帯血(さいたいけつ)についても書かれていました。臍帯血は、へその緒の
中の血です。出産後、母親と赤ちゃんをつなぐへその緒は切られますが、その前に縛っ
て血の循環を止めることを臍帯結紮(さいたいけっさつ)というそうです。出産後すぐに
この臍帯結紮を行うと、残った血「臍帯血」が赤ちゃんにいかなくてよくないと書かれ
ていました。出産後5分ほどで結紮することを晩期結紮というようで、これを推奨して
いました。血液量と鉄分の問題だそうです。
【子どもの腸には毒になる食べもの 食べ方 西原克成 著】
いい天気です。花粉情報がついに、「非常に多い」になりました。
今のところは大丈夫です。
2020.2.24(月・振休) 貴金属買取相場
18金・K18 4,700円/1g
インゴット100g以上 6,230円/1g
24金・純金製品 6,040円/1g
14金・K14 3,430円/1g
プラチナ850 3,200円/1g
プラチナ900 3,330円/1g
プラチナ1000 3,640円/1g
K18/Pt850半々 3,880円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
手数料や分析料鑑定料は、もちろん無料です。
お客様の大切な商品を専門的評価で高額査定致します。